以前、換気扇をつけようと書いた防音室のその後ですが、、
トイレファンは見た目もさることながら、ものすごいうるさいようです。
そりゃそうですよね。基本屋外の煙突の上に取付けるようなものですから
室内に設置するような想定はされていない。
そして消費電力も結構高く、前回の記事で紹介したトイレファンは消費電力:14W、騒音:32dBと記載がありました。
手持ちのパイプファンが4W程と考えると・・・ちょっと電力食い過ぎです。
換気扇選び ロスナイ(熱交換型)がよさそう
そこで換気扇を物色していく日々が始まりました。
防音室には熱交換型の換気扇、特に三菱のロスナイが定番のようです。
ロスナイはヤマハの防音室にも採用されているようで、実績も十分。
ロスナイに代表される熱交換型の換気扇は1台で吸気も排気もできる上に、遮音性能も高い優れもの。
また、部屋の中の空気の温度を外に逃さずに空気を循環させることができるので、寒い時でも暑いときでも換気しながら部屋の温度をキープしてくれます。
また、密室内で空気を外に出すだけでは換気になりませんので、吸気側の穴も空ける必要がありましたが、熱交換型の換気扇は1つの穴だけで給排気ができるモデルが有り、1つの穴で済むというのも大きなメリットです。
引用:お部屋別オススメ換気扇 | スマートウェルネス換気をはじめませんか? | 換気扇 | 空調・換気 | Panasonic
ただ、何度も書いていますが防音室の中って真冬の今でもとにかく暑い。30℃近くになってしまう我が家の防音室・・・
防音室内にこの換気扇を設置してしまうと熱い空気をキープして回すだけになってしまいそうなので、、
防音室外の壁に取付けて、室内に向けて排気することにします。
今回選んだのは三菱のロスナイではなく、Panasonicの熱交換形のQ-hiファン「FY-6W-W」というモデル。6畳から12畳用までモデルが有りましたが防音室内はせいぜい2畳なので6畳用を購入しました。
換気扇到着 取り付け
換気扇到着 天井に取り付けることに
換気扇が届きました。
防音室の壁に穴をあけるか、色々迷ったのですが本来は推奨しないやり方ですが天井に取付けることにしました。
天井はプラ段なので穴も開けやすいというのもあります。
仮置き 思ったより大きいです。
電源コードは自分で取り付け必要
この製品は電源コードが付いていません。
VVFコードを用意しコンセントも自分で配線、加工する必要があり手間なので、別途コンセントコードを購入。
三菱のロスナイ用の電源コードでしたが、問題なく動作しています。
取り付け開始
プラ段にカッターで110mmの穴を開けます。
固定金具を載せて(プラ段なのでネジ止めしません)
室内へはこんな感じでアクセスします。
吸気、排気が半分に仕切られ、1本のパイプで換気が可能。
とりあえず、仮付で付属のパイプを取り付けました。
今後、パイプは短くカットして、フードを取り付けて完成予定。
フードが到着したので取り付けました。
外観はこんな感じです。
換気扇を回して温度は下がるのか?
温度は下がるのか実験
まだ天井にのせて通電しただけの段階ですが、強でも風は緩やか。音はとても静かです、
換気扇をつけて、3~4時間ほど防音室を締め切って温度を測定してみましたところ、28℃程
完全に締め切っていた頃よりも温度上昇は緩やかで、2℃程度温度は下がりました。
体感も扇風機を回していても暑い!と感じた以前に比べ若干よくなった印象。
室内の温度を下げるには風量が弱すぎるので、急風(急、強、弱設定があります)に設定してみました。(ただ、急速にするとかなりうるさいです)
風量の変更は大変なのでスイッチを取り付ける
風の風量を変えるには配線をやり直す必要があります・・・
コンセントの配線を 強 →急速 に刺し直し。蓋を開けての作業となりますが地味に手間です。
この換気扇は、専用のスイッチを導入しないと風速の切り替えができません。このスイッチを付ければ強弱の切り替えが簡単にできますが、スイッチは壁取り付けタイプなのでどこに取付けるの問題が今度は発生します。
→後日スイッチを取り付けました。
ホームセンターでバラバラと部品を買ってきて・・
組み付けます。
スイッチは換気扇横に据え付け。
上のスイッチでON、OFF。下のスイッチを押すと強運転、急速運転に切り替わるように配線しました。
本来は常時弱に結線するところを、急速に取り付けただけです。
これで便利に使用できます!
設置・稼働してみて感想
・温度は若干下がる
冬に測定した結果、気持ち温度は下がりました(強設定)急速でも目に見えて変わることはありません。
換気扇なので温度を下げる決定打にはなりませんでした。
・急速にしたらうるさい
急速設定だとかなりの音がします 防音室内はそこまで苦になるほどではないですが、部屋の外はかなりうるさいです。
そもそも私は逆に本体を設置しているので、うるさいほうが普通でいうところの「部屋の中」ですよね。
なので急速は普段使いにはちょっと厳しいと思います。
強設定だと外中関わらず、音はほとんど気になりません。
・強でもかなり風は緩やか
強でも風は緩やかです。
結果論ですが。強でここまで風が弱いとなると、8-10畳用のQ-HIファンでもよかったのかもしれません。
値段に差がないのであればひとつ上のクラスを用意したほうが良いかもしれません。
・電源コードやスイッチなど、追加購入が必要
設置業者に頼んで据え付けるなら良いですが、DIYでQ-hiファンを取り付ける場合、本体だけでは不足しているものが多いです。
私の場合は、電源コード、スイッチ、排気側のフードも購入したので結局追加で3,4千円ほど使いました。
換気効果は間違いなくあるはずなので、これで寝落ちしてしてしまっても窒息死の恐れはなくなるでしょう。その点は安心できます。
今回紹介した商品
Panasonic Q-hiファン 熱交換型「FY-6W-W」