前回レビューしたナカトミのスポットクーラー「MAC-10CG」ですが、防音室に設置が終わって何度か運転してみましたので、冷房効果はどうだったかを紹介していきます。
設置位置を悩む
設置する場所については、2パターンを考えました。
- クーラーを防音室外に置いて、ダクトで冷風だけを防音室内に取り入れる
- クーラーを防音室内に置いて、排気ダクトを使って室外に排熱する
1.の場合は防音室外に置くので防音室内の温度上昇への影響が少ないが、室外にスポットクーラーを置くスペースが必要。
2.の場合はただでさえ狭い防音室が更に狭くなる。ダクトで室外へ排熱するものの、クーラー本体からの熱で室内が熱くなりそうだけど、スイッチ操作が室内からできる。
いずれにしても防音室の壁にダクトを通す穴をあける必要があります。
メリットデメリットを考えると1一択のように思えますが、今回は2から試してみることにしました。
防音室の外においてしまうと、コンプレッサーの音と振動で隣の寝室から苦情が来そうなのが一番の理由です(笑)
防音室の壁に穴をあける
ダクトの経は125mm。
ダクトサイズのホールソーを買えばよかったのですが、まずトルクのあるインパクトドライバーを持っていない事に気づきました。。
仕方がないので壁にダクトを置いてマジックで円を描き、ドリルで糸鋸が通るだけの穴を空けたあとマジックに沿って切っていくという。。なんとも原始的な方法で壁に穴を空けていきました。
小一時間かけて穴を空けきり腕がパンパンで明日筋肉痛ほぼ確定です・・・
ダクトがすんなり通らないので少しずつ調整し、ようやくダクトが通せました。
防音室外からはこんなふうにダクトが飛び出します。
スポットクーラーを設置
防音室内にスポットクーラーを設置して、排熱ダクトを取り付けます。
キーボードやマウスを触っている時に邪魔にならない位置にギリギリ収まりました。
ドレンタンクも取り出しやすい方向にあるので良かったです。
ほぼ壁にピッタリ、隅においてしまったので熱がこもらないか心配です。
微調整は必要かも。
冷房効果の実験・・成功!
3回実験してみました。
測定1:25.7℃あった防音室内ですが、スイッチONから15分ほどで24.9℃まで下がりました。
測定2:25.4℃から約30分後、23.8℃に。1.6℃下がりました。湿度は変わらず。
※計測1,2共に室内に人はいない環境で実験。
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測定3:30.4℃あった防音室で冷風ONで、約25分で28.4℃に。2℃下がりました。
※この計測は室内に数時間籠もり、温度が30℃まで上がったタイミングで実験。
私が実際室内でPC操作をしている中でスポットクーラーを付けて温度が下がりました。
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これらの結果から、冷房効果は間違いなくあるようです。
真冬から悩まされている防音室の温度上昇問題。温度を下げる手段はこれといってなかっただけに、温度が目に見えて下がっていくことに素直に感動しました。
温度低下は緩やかですが、直接冷風が当たるのと、サーキュレーターで空気を回していることもあり室温以上に涼しく感じます。
なお、「MAC-10」についているダクトは1本のみ。排熱用に使っており、今は冷風は真上に吹き出しているので、風向きを変えるため別途冷風用のダクトをオプションで購入する予定です。
真夏の時期乗り切れるかどうかは夏が訪れてみないことには正直わかりませんが、まず今現在30℃超えの室内を冷やすことができているので今のところは大満足しています。