前回サーキュレータを購入したばかりですが前から気になっていたスポットクーラーを購入しました。
購入したのは ナカトミ「MAC-10」 ですが、今回はAmazon専用モデル「MAC-10CG」を選びました。
このモデルはキャスターが付いているところがポイント。セール中だったのでキャスターなしのモデルと同価格で買えました。
まずはスペックを確認
- 製品サイズ : 29.5 x 29.5 x 45.5 cm
- 重量:13 Kg
- 電源:50/60Hz単相100V
- 定格電流:2.35A/2.46A
- 消費電力:188/215W
- 冷房能力:0.41/0.43kW
- タンク容量:0.75L
- 冷媒(封入量):HFC R134a(115g)
- 騒音値:50/48dB
- コンプレッサー定格出力:0.145kW
- 電源コード:約1.8m
- 保証期間:購入より1年間
サイズは見ての通り、非常にコンパクト。幅奥行き共に約30センチ、重さも13キロと女性でも比較的楽に移動できるサイズだと思います。
消費電力も200w程度と低い代わりに、冷房能力も低めというこのスポットクーラー。
通常のルームエアコンが2.2kWで6~8畳用に対して、「MAC-10」は0.43kW。
性能的には約1/5となりますので、部屋全体を冷やすことを期待するにはせいぜい1~2畳のスペースまでといったところでしょうか。
では早速外観から見ていきたいと思います。
開封して外観確認
外観はコンパクト
開封して外観を確認していきます。
まずは外箱
500mlのペットボトルとのサイズ比較
幅奥行が29.5センチ、高さ45.5センチと非常にコンパクト。
重量は13 Kgですが「MAC-10CG」はキャスター付なので移動も楽です。
スイッチは超シンプル
メカ式。超シンプルです。
送風か冷房だけの潔さ。
温度設定なし!風量調整なし!!リモコンやタイマーなんてもちろんなし!!!
・・・強弱くらいあってもいいんじゃないの?・・・w
ダクトを取り付ける
取り外しができるダクトが付いていますので、冷気が出てくる口に取り付けてみます。
ダクトを目一杯伸ばすと実寸で約54センチでした。
ダクトは熱が出る排熱側にも取り付けられます。どちらかにしか取り付けができません。
両方に取り付けたい場合はオプションのダクト「MCD-50CH」を購入する必要があり。
楽天などで3,680円~3,980円で購入できます。
ダクトの直径は約12.5cmでした。
ドレンタンクは扱いにくい
スポットクーラーで除湿した水分はドレンタンクに溜まっていきます。
満タンになると冷房運転は自動で停止し送風運転に切り替わるので、溜まったら捨てる必要あり。
しかしこのドレンタンクの取り出しにくいこと・・・
タンクの下に手を添えてまっすぐ引き抜くのですが、取手も何もないため判りづらいやらやり難いやら
引き抜いてみるとわかるのですが、本当にこのやり方でいいのかと思えるくらい不安になります。
なお、タンクを戻すときは、そのままはめ込むだけです。
容量は0.75L
真夏の時期、何時間くらいでこれが満タンになるのかは使ってみないと分かりません。
Amazonレビューによると数時間で満タンになるとか。
試運転~本当に冷えるの?
早速冷風スイッチをONにして風に当たってみると冷たい風がでてきて涼しいです。ただ部屋を冷やすだけの能力はあるのか?
ということで試運転をしてみました。
防音室の温度計測
冷やすお部屋は自作の防音室。幅130センチ 奥行140センチ 高さ120センチの小さな空間です。
今回はとりあえずテスト運転ということで、防音室のドアを開けて冷たい風を送り込みます。
雑ですが、この隙間は毛布で塞ぎましたw(見栄えが悪いので写真なし・・)
冷房前の温度と湿度
温度27℃ 湿度40%
冷風運転して約10分後・・・
26.4℃ 36%!おお!下がっている!
そして20分後
温度は25.6℃、湿度は36%まで下がりました。
部屋の中に入るとひんやりしますが、排熱を部屋の外に出しているので当たり前ですが部屋の外の温度は上がります。
防音室内の環境で熱源になるものはノートPC2台稼働、24インチのモニタが2台、そしてLEDライトを照らしている状態。これに人間という一番の熱の元(笑)が加わることでもう少し温度は下がりにくくなると思います。
ということで、ちゃんと「エアコン」として温度を下げる機能は果たしてくれているようなので一安心。
あとは設置場所の工夫のみ。
最終的には防音室の外にスポットクーラーを置いて壁に一箇所穴を開け、ダクトを通して風を送り込む予定です。
コンプレッサーの音はそれなりに
冷房がONになる際にコンプレッサーが動いて結構な音を出します。
家の作りによっては隣の部屋まで響くかも。ジョイントマットなどを敷いた上で使うほうがいいかも・・
MAC-10が動いている部屋で寝られるかと言うと、人によるとしか言えませんが私は大丈夫でした。
部屋にクーラー付きの海水魚水槽がある環境に長年慣れているから、、というのが大きいですが。
(同じ様な仕組みの水槽用クーラーはコンプレッサーが結構な音を出すのです・・)
消費電力
気になる消費電力をワットチェッカーで計測してみました。
- 送風運転:33W
- 冷房運転:150Wから180Wくらいまで変動
※20分間の試運転時での結果
定格215W(60hz)よりも低めですね。
まとめ
グッドポイント
- 2万円代前半で購入できる価格
- 幅・奥行が30センチと非常にコンパクトかつ軽量(13kg)
- 消費電力が200W程度と低め
- 試運転レベルだが、防音室の温度を冷やすことができた
イマイチポイント
- ドレンタンクの取り外しが大変
- 風量の強弱やタイマーなど付加機能がまったくない
- 付属のダクトが1本のみ。冷風口、排熱側どちらかしか付けられない ※オプションで購入可能(品番MCD-50CH)
今後防音室での使用を工夫していくために色々と実験をしていく予定ですので、また紹介したいと思います。
追記:早速防音室に設置してみましたのでご覧ください。
今回紹介した商品
ナカトミ ミニ スポットクーラー「MAC-10」 キャスター付きのアマゾン限定モデルは「MAC-10CG」
2021年4月末時点で2万円台前半で購入できます。
オプションのダクト「MCD-50CH」