冷蔵庫というか、冷温庫なるものを家族から貰ったのでレビューしてみました。
型番はBL-108A。
夏場冷やすことはもちろん、冬場は温めることができるという謳い文句だけだと優れもの。
この冷温庫は15℃まで冷やせるということです。
室温は30℃。最近暑いですね・・・
外観
背面
HOTとCOLDのスイッチ、AC、DCのスイッチがあります。
家庭用コンセントと車のシガーソケット、2つの電源に対応しています。
台所にある冷蔵庫とは根本から仕組みが異なり、ファンで冷やすペルチェ式という方式で冷やしています。
容量
500mlのペットボトルなら4本、350mlの缶なら8本入ります。
手前にもう一列置けそうに見えますが、蓋が閉まらないのです・・・
冷却できるのか実験してみた
常温から
常温のドリンクを上の写真のようにセットし、室温30℃からのスイッチオン。
2時間たちましたが温度計は25℃程度。
約5時間経過で21℃。
常温だったドリンクもほんのりと冷たくなってきましたが、室内の温度が高いと中々冷えません。
保冷剤を入れたり、もともと冷えたドリンクを入れておく必要がありそうです。
保冷剤を入れてみた
ということで保冷剤を投入。
当たり前ですが、庫内の温度はぐんぐん下がります。30分も経たないうちに21℃から18.5℃。
夏場立ち上げ時は保冷剤は必須かもしれません。
もともと冷えたドリンクを入れる分にはカタログ数値通り、だいたい15℃でキープしてくれていました。
消費電力
写真の通り、冷却運転で55W~前後でした。
カタログ値は56Wなので、ほぼ差異なしです。
この55Wの消費電力をどう捉えるか、思ったより低いのかなと思いましたが、、
メリット・デメリット
メリット
・31.5×34.5×22cmのコンパクトなサイズ。
・車(シガーソケット)でも使えるのでアウトドアやお出かけ時に便利そう。
・保温もできる(55℃設定)
デメリット
・急に冷やすには向いていない。
特に夏場、部屋の温度に比例して温度は下がらなくなります。
・連続運転時間は9時間程度
自動で電源が切れるわけではないです。
・実は1ドア冷蔵庫の方が消費電力が低い。
一例を上げるとこのモデルは46Lの1ドア冷蔵庫。もちろん24時間連続使用可能で、消費電力は39Wです。台所にある冷蔵庫の超小型版です。
スペースの問題が許して、かつ外で使う用途がない、ただ飲み物を冷やしたいだけ、であれば圧倒的に1ドア冷蔵庫をおすすめします。入れられる量、冷蔵能力共に機能に差がありすぎます。
私の用途はまさしく↑の通りなので、、、私の使い方(自分の部屋にいつでも飲める飲み物を冷やしておきたいだけ)にはあまり向いていないのかなと。
なお、8L、10L容量の他の冷温庫を見てみると2℃まで冷えると謳っている製品もあるようですが、いくら高性能でもペルチェ式という仕組みが同じ以上、同じ環境下で更に10℃以上冷やせるとは正直とても思えません。夏場で暑い室内ではペルチェ式冷温庫では10℃あたりが限界かと思っています。
なお、書き忘れていましたが、音は気になる人は気になる程度にうるさいです。
ファンが回りっぱなしになるので、、グラフィックボードが付いていないデスクトップのPCを置いたのと同じくらいのイメージ、でしょうか。
家族から不要ということで頂きましたが、心はすでに1ドア冷蔵庫に動いてしまっています(笑)