自作の防音室作成にチャレンジしてみた4
今回は扉部分の補強と、天井部分の作成、そして完成形へ。
扉部分
まずは扉部分はMDFボードを再度使いました。
壁側、扉側にL字にMDFボードを組んで防音シートを貼ったプラ段をMDFボードにタッカーでとめていきます。更にその上に吸音材を貼り付け。
扉はプラ段の折れ目を利用して、その他の部分はMDFで固定し扉がぐらつかないようにしました。
天井作成
天井をプラ段で覆ってみましたが、幅が約125cm 奥行140cmもあるため、プラ段の自重でしなってしまいます。
少しでも安定させるため、アクリル水槽のフランジをイメージして板を取り付けました。
この板にも防音シート、吸音材を貼り付け音が出る隙間を極力なくしていきます。
その上にプラ段を置き、フランジとフランジの間部分にも吸音材を隙間なく貼り付けていきます。
天井も全部吸音材を敷き詰めました。
ほぼ完成
細かい部分の仕上げはまだまだで、雑な部分は目立ちますが、とりあえずこれでやりたいことはやりました。ほぼ完成形です。
中を除くと、、
当たり前ですが吸音材で完全に塞いでいるので中は真っ暗です。
照明必須。
で、仮止めの段階でゲームを少しやりましたがほぼ密室だけに、ホットカーペットを付けているだけですがデスクトップの排熱もありかなり暑かったです。定期的に換気が必要、下手したら窒息します。
これは春でももうダメになるくらい温度が上がりそう。春夏は締め切って使うのは厳しいかもしれません。
このこともあり、手前の蓋をひっくり返せば上半分が簡単に開くようにしました。
効果測定
前回記事と同じ方法で測定。
このドライヤーの音の動画を防音室内のデスクの上で鳴らしっぱなしにします。
基準:目の前に測定用のスマホを置いて騒音を図った場合
平均51.5dB
防音室のドアを締め、ドアのすぐ後ろの1m程度離れた距離で測る
平均36.8dB
防音室のドアを締め、MDFボード側の壁の裏側で測る
平均32.5dB
ほぼささやき声に近いところまで下げることに成功!
ただ蓋をしただけに比べ、防音処理を施した効果も出ているようです。
今回使用した材料
防音シート
吸音材
タッカー MDFに防音シートを取り付けるのに使用
グルーガン 吸音材を貼り付けるのに使用
マジックテープ プラ段と板を止めるのに使用
両面テープは結局取れてしまったので割愛・・
あとは
プラ段 1800*900を6枚(結局1枚余りましたが)
MDFボード 1800*900 厚み9mm 3枚(ホームセンターでカット依頼)
布テープ、養生テープ等
大体3万円弱で完成しました。
おわりに
約2週間かかりましたがほぼ完成しました。
この防音室は原状復帰が容易にできるようにしたかったという理由から、壁や床にはネジ釘、粘着テープ等では一切固定せずそれぞれのパーツも簡単に分解できるような作りにしました。
簡易的な防音室ではありますが、数値的な効果も出ているので、しばらく使ってみて様子を見てみます。
多分あれこれ色々と出てくると思いますw
最終的に、マイネオさんの防音室のように工事用の防音シートをかけて更に防音性を高めていくことも検討したいところ。
これで隣部屋にも迷惑をかけず、ゲームやり放題。。。?ただ窒息には注意します。。