先日購入したAnker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 5000) もどきのモバイルバッテリー。
性能は仕様通りなのか、特に容量が仕様通り5000mAhあるのか少々不安だったため検証してみました。
Anker 511よりも1,500円ほど安く購入でき、更にUSBタイプAでの充電端子もありとスペックだけなら中々優秀なこの製品ですが、ACMEZINGという聞き慣れないメーカー。
マニュアルを見ると型番はDLH-8712とのこと。
定番のAnker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 5000) と形状はそっくりです。
公表値は5000mAh、155gとAnker 511の170gより軽量
品質面はしっかり仕様通りなのか?充電できているのか?容量は?などを調べていきます。
モバイルバッテリーAnker 511 もどきDLH-8712の外観と仕様
仕様
PDは9V2.2Aの20Wの出力。
タイプAは5V3AのQC出力に対応しています。
株式会社成洋の記載があり。PSEマークも取得していますね。
外観
光沢があり指紋が付きやすい(笑)
充電用のコンセントは普段は収納。
Anker 511 Power Bankはこの面にPD充電ポートがありコンセントから給電中にほかのコンセントに干渉したりするので、PDポートが使い辛いという欠点があったようですが、DLH-8712は逆側に充電ポートがあるので使いやすいと思います。
充電端子はUSBタイプAとPD
Anker 511 Power Bank とは違い、PDに加えタイプAの端子が付いているので今回はこのバッテリーを購入しています。
PDの横にあるのはストラップを通す穴です。
ストラップもついていましたが私は使っていません。
充電方法
コンセントに刺しておけばOKです。
ただ、この本体の長さがネックとなり、外出先では上手くコンセントに繋げないかもしれません。
50cm以下の延長コードを用意してカバンに一緒に入れておくとくと良いかも。
なお、タイプCの端子からも充電は可能です。
実際に充電してみる
Xperia5IIをPD充電してみましたが、9V2A 約18Wの出力で高速充電ができています。
タイプAの端子で充電
QC対応の機器がなかったので3Aまではいきませんが、しっかり充電できています。
接続機器 Nintendo Switch
接続機器 iPhoneSE2世代
低速充電モード
DLH-8712は低速充電モードがあります。
Bluetoothヘッドセットなどを充電するときはこのモードをONにして充電したほうがいいかも。
取扱説明書を紛失しそうなので自分用備忘録でアップしておきます。
使用したPD充電ケーブル
先の記事↓にも記載しましたが、今回のモバイルバッテリーのテストには数種類ケーブルを試しました。
▶まずはAmazonで2本1,000円弱のもの
▶Yahoo!ショッピングで300円しない激安ケーブル
▶更にはセリアの100円のケーブル。
耐久性はわかりませんが、それぞれケーブルの値段によっての速度に違いはありませんでした。
セリアのケーブルでも十分なのかもしれません。
空になるまで充電をして容量を測ってみた結果
▶検証1
空っぽのモバイルバッテリーがあったので電流チェッカーを挟み、満タンまで充電したAnker 511 もどきDLH-8712を繋いでしばらく放置。
約1時間半後、2484mAhのところでDLH-8712は空になりました。
5000mAhじゃないの?と思いますが、リチウムイオンバッテリーの定格は3.7V。
技術的な説明は私も詳しくない上に無知がばれそうなので避けますが、この1.3Vの差により表記されている5000mAhのうち実際充電できるのは6,7割程度と言われています。3000mAh~3500mAh充電できればOKということですね。
これを踏まえて計算すると、、
2484(mAh)×5(V)÷3.7(V)=3,356(mAh)
となりました。
▶検証2
別の機器を充電して再度検証。その時は2725(mAh)で止まったので、
2725(mAh)×5(V)÷3.7(V)=3,682(mAh)
この検証2は空っぽの機器がなかったため、色々な機器に繋ぎ直しての数値となりますので恐らく検証1のほうが精度が高いと思います。
▶結果
5000mAhのスペックで3.7V換算しても、ほぼ公表値通りのバッテリー容量があるとみて良さそうです。
Xperia5IIのバッテリーは4000mAhなので0%からだとフルまで充電できるかは厳しそう。
未検証ですがiPhone 13 mini(2406mAh)iPhone 13(3227mAh)であればフルまで充電できるかもしれません。
同じ電池容量が5000mAhのAnker 511 Power Bankのサイトにも以下のように書かれているので、仕様通り5000mAhの電池容量(電池容量詐欺ではない)とみて間違いないと思っています。
・電池容量が5000mAhのため、iPhone 14 / 14 Plus / 14 Pro / 14 Pro Max / 13 / 13 Pro / 13 Pro Maxへの満充電回数は1回未満になります。 (※Anker調べ)
外出先や通勤時の日常にカバンに忍ばせておいて、スマホのバッテリーが50%を切り心許なくなってきた時やBluetoothヘッドセットのバッテリーが怪しい時に充電といった使い方で便利に活用できると思います。
通勤時間が長い人など、がっつりフル充電が必要な人には10000や20000mAhのモバイルバッテリーのほうが良いでしょう。
まとめ
形状や仕様はAnker 511 のほぼ丸コピですので便利さはお墨付きだと思いますが、あとは耐久性と危ないことにならないかだけです。
外出時はしばらくAnker 511 もどきを持ち歩いて使っていこうと思います。